脳情報工学研究室Neural Engineering Laboratory

R1 オープンハウス news

令和元年8月26~30日にオープンハウスが実施されました. 今年は8名の受講生を迎え,昨年と同じく3つのテーマに分かれて研修を行いました.

・脳の信号を使ったロボット制御
近赤外分光法(NIRS)を用いて脳活動を計測しました.システムの故障によりロボットアームを実際に動かすことはできませんでしたが,脳情報の計測実験や信号処理を通してBrain-Computer Interface実現のための流れを体験しました.

・ロボットアームの手先軌道計算
躍度最小規範と呼ばれる最適化規範に従って手先軌道,関節角度を計算するプログラムの作成を行いました.こちらもロボットアームを実際に動かすことはできませんでしたが,3Dモデルによるシミュレーションで自身が描いた軌道を再現しました.

・筋活動解析による手の運動判別
筋肉の活動を表面筋電計測により取得し,どのような運動を行っているかを判別するプログラムの作成を行いました.機械学習アルゴリズムに関する知識を身に付け,計測信号の前処理,判別,評価などの一連の処理を実装しました.

手こずる場面が所々ありましたが,受講生とTAが協力して発表まで仕上げることができました.受講生にとっては新鮮な体験になったと思います.この経験がこれから形を変えて何かに生かされることを願います.