神経情報処理研究室Neural Information Processing Lab脳情報工学研究室Neural Engineering Laboratory

Lab Introduction

研究室紹介

 ヒトの脳は如何なる計算機でも制御できないような複雑な運動制御を一瞬でこなしてしまいます。そこには未だに解明されていない未知な現象が多く残っています。本研究室では、“運動”を一つのキーワードにそのような様々な“脳の不思議”の一端を工学的に解明し、将来的な脳情報を応用したシステム(Brain-Machine Interface/Brain-Computer Interface/Body-Machine Interface)の開発を目指し研究しています。近年は、仮想音源を生成する技術やその応用についても研究を行っています。主な研究テーマには次のものがあります。

  • ヒトの巧みな運動を表現する数学的・計算論的モデルの研究
  • 仮想音源からの聴覚刺激に伴う脳波(EEG)をBrain-Machine Interfaceへ応用する研究
  • 機械学習による脳活動パターンの判別とその応用に関する研究

また、これらの研究に関わる基礎研究も数多く行っており、幅広い研究をしています。

 研究室の学生はそれぞれに個別の研究テーマがあり、学生は毎日自主的に研究を進めています。学部3年の冬から基礎的研究と学習を始め、学部4年の春からテーマに沿った研究活動が始まります。研究テーマは先輩学生から引き継がれる研究などで与えられる場合もありますが、自ら提案したテーマに沿った研究を進めることも可能です。毎週の報告会などで研究について議論する機会は非常に多いので教員や先輩学生からのサポートを受けながら活発に研究活動に取り組むことができます。(年間スケジュール)
 実験室には、脳波計測装置(EEG)、脳血流計測装置(fNIRS)の他にも筋電計測装置(EMG)や3次元軌道計測装置などがあり、充実した環境のもとで脳活動とヒト運動特性に関する様々な実験が行えます。その他にも本学の音響振動工学センターを利用して、仮想音源を生成する技術および脳波計測と組み合わせた応用研究の検討も行っています。また、積極的な研究発表を行っており、海外で成果を発表する機会もあります。研究の他にも定期的な飲み会や研究室旅行、8月の長岡花火など、多くのイベントを行っています。